貴方がわたしを好きになる自信はありませんがわたしが貴方を好きになる自信はあります 3巻レビュー

ハードボイルドな吸血鬼ハンターの主人公と吸血鬼でありながら主人公にベタ惚れな美少女ヒロインが無理やりラブコメに持っていこうとするちょっと変わったハードボイルド系異能力ラノベ

作者は「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の鈴木大輔先生、文句なしのイケメンハードボイルドな主人公に対し、ヒロインは「おにあい」の秋子のような性格

物語の雰囲気は真面目なハードボイルドだが、ヒロインの性格がぶっ飛んでいるのに、なぜかこの世界観の中にマッチしていてそれが面白い

3巻では新キャラも登場するが、ヒロインは相も変わらず主人公しか見えていないので、潜入した豪華客船でも仕事をそっちのけで正装した主人公の姿にメロメロ

物語は中盤まではいつも通りというか、ちょっとズレた日常な感じで平和に進んでいくがクライマックスで物語が急展開し非常に面白かった

今巻は物語の核心に迫り、色々な謎の解明と伏線がちりばめられ、読み進めていく毎にこれから物語が大きく動いていくのが感じられ、ラストの引きも続きが非常に気になるところで終わっている

ラストがラストなだけに続きが非常に気になっていたのだが、残念なことに打ち切りっぽい

作品として非常に面白いのだが3巻が出てから2年近くたつが未だに4巻は発売されておらず、作者の新作「育ちざかりの教え子がやけにエモい」がこれまた面白いので4巻が出るのは望みが薄そう

ちょっと残念だが、ハードボイルドとラブコメが非常に上手く組み合わさった作品で、この作者らしい作品なので、この作者の作品が好きな人にはおすすめできる作品

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