あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよねレビュー
人の感情を色で見分けられることが出来る天才画家高校生と、そんな主人公に恋する人間嫌いで他人を寄せ付けない隣の席の美少女、主人公の過去とトラウマを知り甲斐甲斐しく世話をする一つ下の幼馴染の2人のヒロインとの学園ラブコメ
感情が色に見える主人公は、過去のトラウマから赤色に恐怖を抱き、自分が描く絵にも赤色が使えず、人から自分に向けられる愛情の赤色に恐怖意識を持っている
幼馴染は地元の名士の娘で文武両道なうえ、超人レベルの身体能力を持ち、周囲からの評判も非常に良く、幼馴染の主人公を常に気にかけ事あるごとに世話を焼くが、主人公から見える色は愛情ではなく友情の緑ため、安心して付き合っている関係
もう一方のヒロインは、天才頭脳を持つ美少女だが人間嫌いでクラスで話をするのは隣の席の主人公だけで、会話する頻度も10日に1度程度で特段仲がいいとも思っていなかったが、主人公から見えた色が愛情の赤色のためどう接するか困惑してしまう
そんな彼女は、持ち前の頭脳とガジェット好きを活かし、主人公に対してIOT技術を駆使するネットストーカーで、やってることはドン引きレベルのストーカー行為だが読み進めていくうちに、初恋に戸惑うただの不器用な女の子らしい姿を見せ、特に後半でのシーンが特に印象的だった
話のテンポも良く、読んでいて続きが気になりサクサク読めてしまい、後半からラストにかけての物語の流れのテンポがよく非常に面白かった
主人公がトラウマをかかえていたり、ストーカーヒロインがいる作品だがギャグになりすぎず、シリアスにも走りすぎず、両方が丁度よいバランスで構成されていて読み終わった後も、素直に面白かったと思える作品
最近のラノベだと1巻完結ものでも人気が出ると2巻が出ることがあるので、今後2巻が出るかは不明だが、1巻完結でおすすめの作品

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