陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです2巻(ラノベレビュー・感想)
クラスでも空気の陰キャボッチである主人公が、学校でも人気のカーストトップギャルのヒロインから罰ゲームで告白されるも、罰ゲームで告白されていることを知りながらも告白にOKし付き合い始め、お互いに好きになっていく学園ラブコメの2巻
前巻というか、告白してすぐにヒロインが主人公に惚れてしまっているので、前巻以上に二人のイチャラブ展開が続く内容になる
水族館デートで頬にキスしたり、膝枕したりと激甘な展開が続く中、ヒロインの主人公両親への挨拶も終わり、付き合い始めて2週間ちょっとで、両親公認のカップルになまでになり、ヒロインの家にお泊りする関係にまで発展するので、作中の相談キャラであるバロンの「展開早すぎない!?」に完全同意してしまうスピードで外堀が埋まっていく
ヒロインの母がヒロインをけしかけた友人二人に対し説教する場面があったが、相手が自分の気に入った主人公だったからなのかもしれないが、全然厳しくなくやんわりと注意するだけだったのには読んでいてモヤモヤさせられる
そもそも人のことを思いやれる性格のヒロインがなんで人の心を弄ぶ罰ゲームに素直に従ったのかもイマイチよくわからず、WEB版でもそこが謎のままなので、文庫版ではそこのところを掘り下げてほしいところだが、今のところその兆しは見えない
まぁ、といっても罰ゲームの告白が物語のきっかけというだけで、たまにその事実を思い出すくらいで、終始初々しいカップルがイチャつくのがメインの作品内容なので、一ヶ月後にヒロインがネタばらしするのが決定していても、主人公がその事実を知っているうえでヒロインを好きになっているので、何か問題が起こるはずもなく、ヒロインの心残りが解消されて今まで以上にバカップルになる展開が決まっているのであまり深く気にしない方がいいのかも知れない
おそらく次巻で期限である一ヶ月を迎え、ヒロインが罰ゲームであることを告白するところまで進み、物語は完結すると思われるが、WEB版で詳しく明らかにされなかったヒロインが男性不振に陥った事件がなんだったのかは明らかになるのかが少し気になっている
ヒロインが罰ゲームに従った理由や、男性不振になった背景、主人公と関係が進むにつれて罪悪感との板挟みなって苦悩する様子が描かれていればもっと面白い作品になると思うので、次巻の加筆修正が気になるところ
罰ゲームで告白という胸糞なタイトルだが、胸糞展開は一切なく、中学生か小学生のような初々しいバカップルのイチャイチャを見せつかれる作品なので、ダダ甘なラブコメが好きな人にはお勧めな作品