治癒魔法の間違った使い方～戦場を駆ける回復要員～

異世界転生した主人公が回復魔法を使いながら肉弾戦で敵を倒していく異世界転生ラノベの最終巻

一応なろうのほうでは未だ続いているようだが、文庫版はこの巻で物語は完結している

魔王を倒したことで、元の世界に戻ることが可能になり、主人公が元の世界に戻るか、この世界に残るか葛藤する姿が描かれている

答えを出す過程で悩む主人公に対する救命団とのやり取りがいつもと同じだが、それがお互いの照れ隠しというところがちょっと切なく、久々に団長ローズと主人公の殴り合いがあり、これぞこの作品の原点を感じさせてくれる

今まで登場した主要人物も数多く登場し、如何にも最終巻という感じで内容も非常に面白かった、前回このブログで紹介した天候魔法は一体何だったろうか、同じ作者とは思えない

天候魔法しかり、最近は完結せずに途中で打ち切りになってしまうラノベが非常に多い中でしっかりとラストまで面白く終わらせているのはとても良かった

最終巻も変に駆け足になったり、話が長すぎたりせずに丁寧に物語が作られていて、「ああ、物語が終わっちゃうなぁ」という思いとともに読み進められる

最後はハッピーエンドの大団円、これぞ異世界転生ラノベと言った感じの作品で、全１２巻とそこまで長くないので、異世界転生好きな人にはおすすめできる作品

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