騙され裏切られ処刑された私が……誰を信じられるというのでしょう?3巻(ラノベ感想・レビュー)
未来の王妃になるべく王太子の婚約者として過ごしていた美少女令嬢のヒロインが突然、多くの冤罪をかけられ捕まり、今まで信じていた婚約者や家族、友人達から手のひら返しされ、あらゆる拷問と凌辱の果てに死刑台に送られ、殺されたと思ったら6歳の自分にタイムリープしたことで、最悪の未来を回避するため冒険者になり旅をする冒険ファンタジーラノベの3巻
主人公は誰もが目を見張るような美少女で家族や周囲に愛され、未来ではその美貌により王太子と婚約者になるものの、冤罪で捕まってからは、城中の貴族と兵士に輪姦されたうえ、家族に助けを求めても汚物を見るような目で切り捨てられたことで絶望の中で処刑されてしまう
タイムリープして6歳に戻ったものの、自分を見捨てた家族や自分を犯した貴族達が平然と接してくるのには恐怖しかなく、8歳の時に隣国に亡命するために家出をし、ギルドで知り合った変な親子冒険者とともに旅に出ることになり、2巻では誘拐盗賊団も蹴散らし主人公と仲間たちとの絆が更に深まり和気あいあいとした中で旅が続いていく流れで終わっていた
今巻では、逃亡中の主人公たちがついに父親に見つかり、久々の親子の再開になり、父親が主人公に家出の理由を問いただし、意を決した主人公が前世の記憶について語ることとなるのだが、カーナとキリアはともかくとして、いきなり突拍子もない話を聞かされた父親が戸惑うこともなく主人公の話を全部信じ、未来の自分に憤るのには、いくらなんでも理解力がありすぎな感じがした
ただまぁ、父親からしてみれば、最愛の娘がどこの誰だか知らない女に勝手に自分の娘扱いされているのを見せられ、実の父親である自分は、何もしていないのに娘から恐れられ、触れることも出来ないような状態なので、最愛の娘の言う事は何でも肯定してしまう状態だったのかもしれない
この作品は物語を読み進んでいくほど、主人公の可愛らしさや魅力が増していく中で、要所要所で過去の凌辱されたシーンがぶち込まれるので、主人公に感情移入すればするほど読むのがキツくなってしまい、苦手な人にはかなりきつい作品に思える
未だ主人公の幸福な未来は見えず、今後も未来で主人公を凌辱した王族、貴族、兵士が登場することは間違いなので、凌辱作品やNTR作品が好きな人にはおすすめできる作品

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