フェンリル母さんとあったかご飯~異世界もふもふ生活5巻レビュー
赤ちゃんに転生した後に捨てられ、メスのフェンリルに拾われ育てられた主人公が食っちゃ寝大好きな母の為に前世のうっすらとした記憶を元に美味しい料理を作り、周囲を虜にしていくスローライフよりの異世界転生ラノベ、フェンリル母さんの5巻
毎回表紙を見て思うのだが、巻を重ねるごとに主人公が幼くなっているように見え、5巻も10歳くらいの少年にしか見えないが、作品内では15歳でそろそろ16歳になってもいいくらいでこの見た目はどうなのだろう
まぁ、ヒロインと18歳になったら結婚するという設定がある以上あえて年齢を高めに設定しているのかもしれないが、主人公の言動や反抗期が全くないマザコンっぷりで15歳はちょっとヤバいように感じる
4巻のラストで許嫁のヒロインが「魔力酔い」になってしまったので、その病気を治すために海の底にある海底王国を目指すが、慣れない水中戦で苦戦しながらも、ヒロインを救いたい一心で問題を解決していく
4巻だと、一度倒れただけでその後はケロッとして普通に過ごしていたので、大したことがないように見えたし、1巻で同じ症状になった主人公は薬草で数ページで簡単に治ったので、ヒロインとはいえ5巻丸々、「魔力酔い」を治すための話になるのは意外だった
以前は港町に住んでいて海鮮料理も出てきてはいたが、今回は海が舞台となるため、主人公が披露するのは海鮮料理で、いつもの如く母親を筆頭に周囲をメロメロにするのはいつも通りだった
この作品、読んでて非常に気になるのは、祖母や曾祖母を「お母さん」と呼んだり、許嫁を「お姉ちゃん」と呼ばせたりするのはいかがなものだろう、読んでていて誰が誰だか混乱する
出てくる登場人物にモブも含め、一般人全てがいい人間しかおらず、何もかもが主人公の思い通りに進み、ご都合展開が凄い作品だが、そこにストレスを感じず、主人公の年齢を10歳くらいに脳内変換して読めれば、ショタ系ラノベが好きな人はさらに楽しめる作品

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