八男って、それはないでしょう!21巻レビュー
1月 23, 2021
4月 9, 2021
貴族のミソッカス八男に異世界転生し、俺TUEEEしながら貴族として成り上がるハーレムラノベの21巻
前巻の最後の方から停滞していた魔族との政治的交渉から離れて、新大陸の探索の続きとなり、島統一という新展開を期待し続きが気になっていたのだが、読んだ感想としてはかなり微妙な内容だった
というのも、秋津洲島に登場してくる新キャラが、戦国武将の名将が実在の名前と同じまま性別が女になって登場し、主人公のハーレムに加わるというもので、この作品の世界観を思いっきり壊しているのが非常に残念だった
古いところで言えば「戦国ランス」、近いところで言えば「織田信奈の野望」を八男の作品に無理やり詰め込んだような内容
異世界転生した全く別の世界の話なのに、日本に実在した同じ名前の武将が領地をめぐって争っていて、信長は「織田のうつけ」とか呼ばれ、今川を倒したりているのはさすがに違和感がありすぎる
戦国武将の有名どころを多数出しているので、登場人物も非常に多く、今までは外堀を埋められる等して、徐々に増えていた印象のあった主人公のハーレムが、エリーゼが少し不快感を表しているものの、ずいぶんあっさりと大量導入された感じ
島の統一も武将の数は多くても雑魚ばかりなので、瞬殺して主人公に降るという同じ展開が何度もあり、途中で飽きてしまう
唯一の救いは、新大陸探索がこの巻でサクっと終わったようなので、次巻からはこの謎の戦国日本展開はないと思えること
ここ最近物語の起伏が少なく、迷走を強く感じてしまった今巻、20巻オーバーとラノベとして長く続いているだけに、今後どうなっていくのか心配になってしまう作品

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