本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~26巻第五部「女神の化身V」(ラノベレビュー・感想)

本好きの主人公が死んで異世界転生し、転生先で知識チートを使って本を作っていく過程で何故かどんどん成り上がっていってしまう、長編異世界転生ラノベの26巻

前巻では甘ったれヴィルフリートがスネまくり、ハルムートの婚約者であり、ローゼマインキチガイ仲間のクラリッサの突然の来襲といった身内のゴタゴタに巻き込まれモンモンとする展開の中、今巻では新たに王族からの自分勝手な要求に振り回されることになる

第4章では主人公の見方で親身になってくれたグランティーヌが王族になった途端、今までの癒し系キャラから、腹黒ウザキャラになっており、アナスタージウス王子がほとんど変わっていないだけに余計悲しくなってしまう

更に第1王子まで接触を図り、読んでいてイライラする王族にいい加減キレた主人公が、悪徳商人さながらの強欲売り込みを成功させ、久々にベンノ時代のマインを彷彿させる主人公の姿が読めんでいて楽しく、スカッとさせてくれる

書下ろしは、第1王子の第1夫人となったアドルフィーネ、本編ではグランティーヌ程の出番はないものの、お茶会でディートリンデにきっつい一言を食らわせた強気なお姫様だが、第1王子の第1夫人に乗り気ではないことがわかり、第1王子のカスっぷりが非常によくわかる話で、こいつをやり込めた主人公に拍手を送りたくなる

最終章もようやく折り返し地点、次かその次くらいからは怒涛の展開の連続で物語も一気に終盤へ向かって加速し、フェルディナンドと主人公との恋の行方も加速する

アニメの続編も決まっており、このラノでも常に上位のこの作品、ページ数が多いうえに巻数もあるので追いつくのは大変だが、異世界成り上がりラノベが好きな人にはおすすめな作品

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