妹はカノジョにできないのに2巻(ラノベレビュー・感想)

自他共に認めるシスコン主人公とブラコン妹が血の繋がっていない兄妹であることを知り、兄妹でなくなってしまったが故に引き離されるもお互いに惹かれ続ける、兄妹ラブコメの2巻

実は血の繋がった兄妹だったことを暴露するという、晶穂の衝撃告白で幕を閉じた1巻からの続きで、赤の他人だと思っていた実妹とはSEXをしたのに、実の妹と思っていた義妹とはSEXをしないという複雑な構図が出来上がり、何となく都合が良く付き合った末に徐々に惹かれていったカノジョである昌穂と、世間体により付き合うことが出来ない義妹との板挟みに揺れる主人公の苦悩がメインとなる内容だった

主人公は自分のカノジョが血の繋がった妹であることを知ったことで距離を置き、血の繋がりがない妹とは相思相愛であるものの世間体や倫理観から一線を越えることができない、そんな欲求不満が原因なのか、昌穂妹の親友と、元いじめっこにまで手を出し、そのクズ主人公っぷりを加速させる

前巻同様今巻もWEB版とほぼ同じないようだったが、後半終盤になるとWEB版ではほとんどなかった雪季の昌穂に対する嫉妬が描かれ、それを起因としていつまでたっても一線を越えようとしない主人公に対して強気に攻勢に出る姿が見られ、同じく昌穂もWEB版では中々見せなかった素直な願望を主人公に伝えるといったWEB版とは異なった展開になっていた

今巻で2章も終わり、次巻で3章に突入するがWEB版の3章は終わっているものの内容的には途中なうえ、文庫版の2章と大分流れが違うので 血の繋がった妹と血の繋がらない妹の二人の妹との関係が今後どのように決着するのが楽しみな作品

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