異世界でタコ焼き屋はじめたけど、わりと簡単につぶれたレビュー

たこ焼き屋の息子が異世界転生し、知識無双で飲食店チェーン経営で成功し成り上がるも、お姫様の気まぐれでどん底に落とされ、そこから再度這い上がろうとするスローライフ系ラノベ

主人公に戦闘能力やスキルがないことから、自分の知識を使って一儲けし終わり、すでに成り上がっている状態から物語がスタートするが、チェーン展開していたたこ焼きをお姫様に食べさせたところ、外人よろしく、タコを食べさせられたことが原因でお店が壊され、財産も全て没収されてしまう

メインヒロインは、表紙で謎のポーズを取っている主人公が成り上がっていた際に買った元奴隷少女

一応もう一人ヒロインっぽい、成り上がる前からの主人公の料理ファンで、落ちぶれた後もお店に通い続ける女騎士が主人公に好意を寄せているが、メインヒロインの当て馬な感じで、主人公と仲良くする姿を見て、メインヒロインがヤキモチを焼いて拗ねることがある程度で、ラブコメ展開はほとんどない

料理系スローライフものなので、戦闘はないがお約束の料理対決もあり、物語の起点として上手に描かれていた

そんな感じで得意料理のたこ焼きで再起を図りながら、成り上がり時代の傲慢だった自分を見直し、経営が上向いていくも、その途中政治に巻き込まれ、お店の経営、客、料理に対する思いとで板挟みになり葛藤していくといった内容

表紙に「1」と出ているので2巻が出るのかもしれないが、ラストも綺麗に話が締められているので、個人的には1巻完結でいいと思う

ページ数も300ページなく、展開もサクサクと進み、かと言って駆け足になることもなくちょうどいい感じで終わり、非常に読みやすいので、料理系やスローライフ系が好きな人にはおすすめできる作品

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