異世界の果てで開拓ごはん!レビュー
ニート貴族の主人公が勘当され辺境の田舎に飛ばされ、そこで出会ったヒロインの座敷童の力を使って、様々な妖怪を召喚して村を開拓して発展させる、スローライフラノベ
主人公が使えるスキルが霊の声を聞こえるという使い道のない能力だが、その能力のおかげで飛ばされた田舎の屋敷に取り憑いていた座敷童のヒロインと契約して手に入れた妖怪を召喚できる魔導書を得たことで物語が進んでいく
物語で明確にはされていないが、主人公が召喚できるのは日本の妖怪のため、馴染みのある名前の妖怪がたくさんでてくるが、そのほとんどが美少女で、河童や小豆洗い、天狗等の本来なら化け物やじいさんといった姿を想像させる妖怪が美少女として召喚される
メインヒロインの座敷童のポジションが家庭を守るという設定上、料理上手なうえ、日本の妖怪ということもあり、皆が見たこともない日本料理や和菓子を作って周囲を感動させる
召喚する妖怪のほとんどは美少女なうえ、召喚した主人公を主として好意を持っている為、ハーレムものではありながら、ライクよりの好きと言った感じでハーレム展開はほとんどなく、ヤキモチを焼くのはメインヒロインの座敷童だけといった感じだが、そこにも恋愛展開はほとんどなく、作中は料理か開拓の話がほとんど
開拓ものであるがあまり大きな問題も起こらずとんとん拍子に開拓が進み村もどんどん発展していく、途中問題が起こっても主人公が妖怪を召喚したり、元々召喚した妖怪の能力を上手く使って更に開拓を進めていく
3巻の最後には村を守るためのラストバトルがあるが、すごくあっさりと終ってしまい、物語の本筋がそこではないとはいえ、2巻のラストが結構熱い戦いだったため、拍子抜けた感じのまま終わってしまう感じがあった
とはいえ全3巻完結と読みやすく、妖怪+異世界というちょっと珍しいタイプのラノベで、スローライフや開拓系ラノベが好きな人にはおすすめできる作品

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