陰に隠れてた俺が魔王軍に入って本当の幸せを掴むまで(ラノベレビュー・感想)

人類最強クラスの魔法使いである主人公が人類の敵である魔王にスカウトされて魔王軍幹部となり、魔王軍幹部が納めている土地の問題を解決しながら幹部と仲良くなっていくファンタジーラノベ

主人公は最強の戦闘能力を持ちながらも何故かその実力を隠し、その実力を隠しているせいで周囲からモブ扱いされているのにも関わらず実力を一切出さずにリア充を呪っているというなんだかよくわからない設定で、1巻序盤に唐突に表れた魔王に対して親友やクラスメートを守るために躊躇なく全力を出し、魔王と引き分けたことがきっかけで魔王に気に入られて魔王領に拉致されそのまま魔王軍指揮官という幹部に勝手に指名される

主人公の幼馴染である親友は陽キャイケメンで学園でもトップクラスの実力を持つ勇者として周囲からもてはやされており、主人公はこの親友がいるせいで自分に陽の目が当たらないと嘆いており、人類の敵である魔王軍にすんなり入ったのも親友から離れらて生きていけるという理由からで、そんなに周囲から認められたいのなら実力を隠さなければいいのにという感想しか浮かばずこの辺の設定は正直グダグダ感がある

1巻は主人公と同じコミュ障のリビングアーマ達が沈黙して作業している武器工場の職場改善を行い、2巻では食料生産をしているゴブリンやオーク達の人手不足を魔族が採用していない人間社会のルールや閃きを使って問題を解消し、敵である魔族から主人公が徐々に認められていくといった内容

戦闘シーンは所々あるものの、魔法バトル作品という感じではなく、ヒロインであるツンデレ美人秘書や人間に両親を殺され主人公が育てることにした魔族の幼女とのほのぼのとした日常や、産業問題等を解決する等を行うのがメインなのでスローライフ系よりの作品になっている

2巻が発売されてから大分だっているが未だ3巻発売の情報がないところを見ると打ち切りと思われ、主人公の背景を気にしなければテンポもノリも良くスイスイと読み進められる作品

こちらもチェック!!・管理人イチオシ作品
・ジャンル別おすすめ作品一覧
・サクッと読める1巻完結おすすめ作品