貧乏令嬢の勘違い聖女伝 ~お金のために努力してたら、王族ハーレムが出来ていました!?~(ラノベレビュー・感想)

貧乏貴族の令嬢として生まれたため、父親から金を稼ぐために無理やり冒険者にされたせいでダンジョン内でモンスターに惨殺されるという悲しい結果に終わり、気付くと再度同じ貧乏令嬢として転生したことから、前世の知識を活かし、冒険者になることなく金持ちの家に嫁ごうとするために打算的な行動が周囲に勘違いされて聖女として崇められてしまい、自分の本音と周囲の期待とに板挟みになりながらも幸せな結婚生活に向けて健気に頑張るハイファンタジーラノベ

前世の主人公は貧乏生活のためガリガリに痩せこけ、髪もボサボサの残念な見た目だったが、転生した際には自ら狩りをして栄養を蓄えたことにより女性的な身体つきになり、髪の手入れも欠かさなかったため、赤毛の美少女へと変貌する

貧乏な領地では金持ちの家に嫁げないと思い、前世で得た知識を元に回復薬を作っては他領地に売りつけ、売り物にならない回復薬については、ケガや病気をしては税収が減るという理由で領民に無料で配っていた

主人公の行動は全て前世の惨めな人生をやり直し、金持ちの家に嫁ぎ楽して生きていくためにしていた行動が、領民からすれば、幼いころから家計を助けるために命をかけて狩りをして食料を得、領民に貴重な薬を無料で配っている美少女にしか見えず、うちのお嬢様は聖女に違いないと勘違いしてしまう

そんな勘違いを実の父親もしてしまい、こんな狭い領地に押し込めていては可哀そうと思い、主人公を英雄にするため、冒険者になるよう言いくるめ、元々は根暗で引っ込み思案な性格の主人公は良心の呵責もあり、なりたくもない冒険者になり金を稼がなくてはいけなくなる

冒険者になってからも前世の知識を活かし上手いことお金を稼ごうとしている中、滅ぼされた獣人の王子や、貧民街の王子、現役王子等と出会い、様々なトラブルに見舞われ、その度に自らの保身のためにその場その場で適当な行動をするも、周囲が主人公の台詞や行動を深読みし、更に聖女として崇められていってしまう

主人公自体が自らを打算的な下種な女と認めているのにも関わらず、周囲は打算無き清らかな聖女として崇めるたびに良心を痛めてやけくそになる主人公が読んでいて面白い

展開的には王道的な転生成り上がりものな内容で、全2巻なうえ展開も早いのでスイスイ読めるので、手軽なハイファンタジーラノベとしておすすめな作品

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