空手バカ異世界(ラノベ感想・レビュー)

異世界転生する際に女神からもらえるチート能力を拒否し、自らの肉体と極めた空手だけで異世界を生き抜くと決めた主人公が転生先の異世界で、モンスター、騎士、魔法使いらと空手を駆使して戦う、異世界転生冒険ラノベ

タイトルで出オチ感が否めなかったが読んでみると普通に面白かった

主人公は女神からチート能力を拒否したため、あらゆると敵と空手で戦うことになるが、主人公が使う技は現実世界の空手技で、その威力はともかくとして実際にある技を駆使して様々な方法で敵を倒してくのが面白い

内容的には勧善懲悪もので、序盤で弟子にしたお姫様と共に敵となる悪の魔術師を倒すために世界を冒険しながら、あらゆる敵と戦っていく王道的な冒険ファンタジーな内容になっている

冒険の途中で倒したモンスターすら弟子にして大勢に空手を教えていく姿は、まるでカンフー映画の1シーンのようだった

美少女キャラはちゃんと出るものの主人公が空手のことしか考えていない空手馬鹿のため、ヒロインは強い主人公にすぐ惚れてしまうが、ラブコメ的な要素はほとんどない

作者自身が空手経験者のため、技や構えの説明が丁寧で読んでいて面白いのだが、漫画と違いラノベは絵が少ないので、~の構え等と表現されても空手の知識が全くない人には少しわかりづらいかもしれないが、空手を少しでもしっている人は読んでいてところどころでクスリとしてしまい非常に楽しめると思う

全2巻と短い王道ファンタジーで、よくある異世界転生モノとは大分違い、空手や格闘技が好きな人には特におすすめな作品

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