氷の令嬢の溶かし方1巻レビュー
学校内で人を寄せ付けず、誰とも会話しないせいで、氷の令嬢と呼ばれているヒロインと、両親が三ツ星レストランのシェフとパティシエということで料理上手な主人公が料理を餌に懐柔してヒロインの頑なな性格を徐々に崩していく学園ラブコメ
主人公は最近のラノベだと非常に多い料理家事ができる家庭的男子で、一方ヒロインは料理全然できず、家事もイマイチだが、スペックだけは高い系女子
ヒロインは隠しているが些細な仕草から食いしん坊の腹ペコキャラであり、隣に住んでいる主人公の上手な料理に胃袋を掴まれ、料理を教えるという名目のもと、通い妻っぽい生活になっていく
主人公とヒロインは読んでいて特に不快感はないのだが、主人公の友人カップルが非常にはた迷惑な感じで読んでいてちょっと邪魔に感じた
そんなバカップル以上に読んでて一番気になったのは、挿絵の主人公は老けすぎで、主人公の母親が若すぎること
母親の絵がどう見てもヒロインと同年代にしか見えない、童顔ネタとして使うのならまだわかるがそんな描写が一切ないところを見ると、そういう設定でもないらしい
カラー口絵に母親、主人公、ヒロインの3人が描かれている絵があるのだが、描かれているのが母親と主人公だったとはこの時まで気づかなかった、このレビューを見てもし読む気になったらまずカラー口絵をよく見てほしい
1巻で大分ヒロインの氷が溶けていて、これ以上やることがあんまなさそうな気がしたが、母親の挿絵のインパクトが強すぎてあまり気にならなかった
ヒロインが人を遠ざける理由についても伏線はたくさん出ていたがひとつも解明されていないので2巻以降で徐々に明らかにされていくのだと思われる
今後も母親は登場すると思われるが、若すぎる母親の挿絵があるのかが気になる作品

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