ラブノート 俺だけが知っているヒロインルートの攻略法
ネット小説に書かれた内容が現実に起こってしまう小説「ラブノート」の主人公になってしまった、高校デビューに失敗した冴えない主人公がラブノートに登場するヒロインとラブコメを繰り広げながらラブノートの作者を探すというちょっと変わった学園ラブコメ
主人公は中学時代はラノベオタクの根暗な性格だったが高校入学を機に高校デビューを狙うも見事に失敗し、リア充をうらやむ日々を過ごしていると突然モテ期が到来するが、仲良くなった女の子と付き合ってしまうと世界が崩壊してしまうのでそれを回避するため女の子と付き合わない程度に仲良くなり、そのうえで作者を探していくといった内容
ちなみにタイトルはデスノートをもじったラブノートとなっているが、これはネット小説のタイトルであり、作中にノートは一切登場しないので、女の子の携帯を覗いたり、部屋を観察したりして作者ではないかどうかを探っていくこととなる
前半は高校デビューに失敗し卑屈に生きるラノベオタクの主人公がラブノートにより起こされるラブコメ展開をラノベ知識を駆使してスルーしたり、女の子と過度に仲良くなってしまってお助けキャラポジである後輩キャラに説教されたり、女の子に監禁されたりされるのを助けられたりといったコメディ強めの内容
後半はラブノートの作者がわかると今までのおちゃらけた雰囲気とガラッと変わり、ラブコメなしのシリアス展開になり超常現象のオンパレードになり正直ついていけなかったが、物語としてはしっかりと締めくくれていて中途半端な終わり方にはなっておらず、話は綺麗にまとまっていた
ラブコメ作品と言っていいのかわからない作品で、前半と後半で振れ幅凄い超展開な内容なので好みが大分分かれそうな作品、よくあるラブコメ作品とは違った尖った作品だが1巻完結と読みやすくはあるので、王道的なラブコメに飽きた人にはおすすめな作品