町をつくる能力!? 〜異世界につくろう日本都市〜レビュー
12月 23, 2020
異世界転生する際に神様から町を作るチート能力をもらった主人公が、誰もいない辺境の地で一人で町を作っていく町発展系スローライフラノベ
主人公がもらったチート能力は「町づくり」の能力で、金さえあればなんでもその場で欲しいものがもらえるという能力で、食事も建物もインフラも金次第でなんでも作ることができ、異世界でシムシティをするような能力
主人公は辺境の地に一人で飛ばされるが自分の住む家をチート能力で快適にした後、江戸の町を参考にした大規模な町を作るが、いかんせん住む人が誰もいないので、しばらく寂しい一人暮らしをすることになる
そんな寂しい生活の中、待望の住民があらわれるが、それはラクダだったが、主人公はこのラクダを可愛がり、物語の最後まで深い絆で結ばれるパートナーとなる
その後は、貿易等をしつつ資金を増やしながら、住む場所を失くし流れ着いた様々な種族の亜人達が住むことになるのだが、主人公は来るものは拒まずのスタイルだったため、世間から疎まれるような種族まで引き込んでしまい、後にそれが火種となり大きな問題になっていく
種族の違いによる差別や摩擦、人の欲望や醜さがリアルに描かれていて、繰り広げられる人間模様が非常に面白い作品
町発展系のラノベとして非常に面白かったのだが何故か突然の打ち切りになり、文庫本、WEB版ともに突然未来の話になり無理やり話が終わってしまうのが非常に残念だった
ラストが残念とはいえ、内容は非常に面白いので、町を作る系のラノベが好きな人にはおすすめできる作品

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