おっさん、勇者と魔王を拾うレビュー
11月 25, 2020
4月 9, 2021
主人公が衰えを感じたことが原因で冒険者を引退し、田舎に帰る途中で赤ちゃん二人を拾い、田舎で育てる子育てスローライフラノベ、おっさん、勇者と魔王を拾う
おっさんが育てることになる二人の特徴は、勇者は金髪ポニテの元気っ子、魔王は黒髪で大人しい子という正反対の見た目と性格だが、仲はとても良く、お父さん大好きっ子
残念だったのは、子育てをメインにした作品と思って読むと、子供を拾ってすぐに8年後に話が飛ぶので、ちっちゃい頃の子育ての苦労とかその辺をもっとやって欲しかった
二人とも8歳の子供だが、勇者と魔王であることを自覚しているためか、わがままを言うこともなく、二人そろっていい子なので、主人公が子供を叱るシーン等は全くなく、ただただ甘やかすシーンが続く作品
1巻は物語の序章といえる部分なのでそれほど長くないが、2巻は結構ページが多いが、主人公のバックボーンとなる過去の出来事や、新キャラとの絡みもあるので、特に苦にはならなかった
おおざっぱにいうと1巻は勇者、2巻は魔王をメインにした話で、2巻の方が内容はちょっと暗めだが、作品自体が明るい雰囲気で最後も明るく話が締められるの安心して読める
ちなみに1巻と2巻で絵師が変わり、絵柄も大分変わっていて、特におっさんが全然違っているのがある意味面白い
3巻が出てもいいような終わり方をしているが未だ出ていないとなると、2巻で完結っぽい
ただ2巻で話は一応一区切りはされているので、お父さんラブな幼い子が出るスローライフものを読みたい人にはおすすめできる作品