乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 7巻（ラノベ感想・レビュー）

乙女ゲー世界のモブキャラに転生してしまった主人公が、ゲームの知識を利用しチートアイテムを駆使して無双しながら、世界を救い徐々にハーレムを広げ成り上がっていく、乙女ゲー転生ラノベの７巻

悪役令嬢や侯爵令嬢といった女性キャラに転生するパターンの多い乙女ゲー転生作品の中で、モブキャラに転生して活躍するというちょっと珍しい作品だが、どちらかというと無双ハーレム系ラノベに近い

ただ設定が乙女ゲー世界なので、無双ハーレム系ラノベでありながら男性キャラが多めに登場し、脇役であるその男キャラ達が非常にキャラがたっていて読んでいて面白い

WEB版は完結しており全３部構成のこの作品、７巻ではその第２部が完結している

１部はWEB版に加筆という形で大きな変更はなかったが、２部は新キャラの登場に伴い大幅に変更され、ラストもWEB版とは大きく変わっていたが、馬鹿王子達のいつものやりとりや主人公の熱いバトルは変わっておらず、楽しんで読めた

最後はやっぱり安定のアロガンツ最強で締めくくられ、ちょっとあっさり終わってしまった印象が強かったので、個人的には文庫版の２章の方が好みだった

次は最終章となる３部となるが、２部のように大幅に変更になるのかが気になるが、個人的にはWEB版の終わり方が面白かったので大幅な変更はない方が嬉しいが２部同様さらに面白くなる可能性もあるので悩ましいところ

文庫版はWEB版にかなり加筆が入り、不足部分が補われているので、WEB版を読んだことがない人は文庫版を是非読んでもらいたい、WEB版を読んだ人も２章は大分内容が変わりラストも全く違った展開なので、この作品が好きな人には是非読んでもらいたい作品

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