お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件５．５巻（ラノベレビュー・感想）

前髪隠れてる系イケメン男子の主人公が、隣に住んでいる学校で天使様と呼ばれる美少女ヒロインと半同棲して相思相愛となりひたすらイチャイチャするラブコメの５．５巻

タイトルに駄目人間にされていたとあるが、当初は完璧人間だったヒロインが主人公に駄目人間にされてポンコツ化していくので、シリーズを読み始めた時には「タイトル逆じゃね」と思っていたが、二人が付き合い始めるとヒロインの主人公への甘やかしに磨きがかかり、タイトル通り主人公が駄目人間にされていくのが面白い

４巻でようやく付き合い始め、一緒に実家に帰省する等、夫婦ムーブに益々磨きがかかる主人公とヒロインだが、今巻は５．５巻ということもあり二人が付き合い始める前の短編集となっている

本編では主人公視点で物語が進んでいくが、短編集ということもありヒロイン視点や友人視点での話が多く、最近のラノベで多い、巻と巻を繋ぐようなサブ的な内容である０．５巻とは違い、完全な短編集でいつもと違う視点での話が面白い

特にヒロインは、４巻、５巻と主人公への好き好きムーブが強い中だったので、久々にちょっとツンツンしている時の姿が読んでいて逆に新鮮に感じられた

主人公は前髪で顔を隠してる系イケメンなので、髪をワックスで整えるだけでイケメンになれ、美少女のヒロインとも釣り合いがとれるという、最近ラノベでよく見かけるタイプの主人公なのでこの主人公を好きになれるかどうかで好みがわかれると思う

正式に恋人になる前から半同棲状態でイチャイチャしており、無事に恋人同士になった今も付き合う前とたいして変わらないイチャイチャが続いている、かなり糖度高目のラブコメなので、今後の展開がどうなるのか終着点が気になる作品

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