パパ、大好き!と愛娘に言われるためならば、俺は世界を敵に回しても構わない。レビュー
主人公が遺跡探索中に見つけた赤ちゃんを引き取り父親として育てる、子育てアットホームファンタジーラノベ
主人公が遺跡で見つけたのは、はるか昔に絶滅したと言われている竜人族の赤ちゃんで、刷り込み効果なのか、目覚めて最初に見た主人公にだけなつき、主人公以外の人間が触れると大暴れするため、主人公が父親となり育てていくところから物語が始まる
遺跡で見つけた当初は1歳くらいの赤ちゃんだったが、竜人族という種族の特性で、半年くらいで幼稚園児くらいにまで成長してしまうので、赤ちゃん育児の大変さや苦労なシーン等はほとんど描かれておらず、ただただ娘が可愛い可愛いのシーンが続く
幼児になった後も、天真爛漫で見た目も美幼女な娘は誰からも愛され、登場人物はみんな娘が好きで悪い人間がほとんど出てこないし、悪戯をして叱られたりというシーンもなかった
主人公は凄腕冒険者ということで遺跡に潜ったりもするのだが、娘を冒険に連れていったりはしないため、遺跡での冒険シーンはほとんどなく、遺跡でどんな冒険をしているかはさっぱりわからないが、娘を見つけたのが遺跡の中なので今後の展開次第では娘を連れて冒険に行くような気がするが、今巻に限ってはそのような兆しは全くなかった
そんな感じで、娘を溺愛するシーンばかりなので、主人公がどれだけ強いのかイマイチわからないが、特に世界の敵と闘ったり、という壮大な物語ではなく、ただの親馬鹿な主人公が美幼女を愛でるのに終始する作品だった
最初から最後まで娘のかわいらしさを前面に押し出した作品で、最後の方でトラブルに巻き込まれはするがそれも主人公がサクッと解決してしまい、甘える娘と娘にデレデレな親馬鹿っぷりが終始描かれている
ラストに娘の2歳の誕生日をお祝いして終わっていて、次巻から2歳だが成長の早い竜人族なので、巻が進むごとに、どんどん成長させていくのか、このままの年齢で行くのかが少し気になる
ひねたキャラが全く出てこず、ストレスがたまるような展開もないので、子育てラノベや幼女系のアットホーム系ラノベを読みたい人なら悪くない作品

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