ロクでなし魔術講師と禁忌教典19巻(ラノベレビュー・感想)
7月 5, 2021
魔術の才能のない主人公があらゆる手段を駆使してボロボロになりながらも、強敵を倒し、生徒と世界を救う魔法ファンタジーラノベ、ロクアカの19巻
とうとうラストバトル勃発かと思いきや、いきなり大昔にタイムスリップして終わってしまった前巻の続きで、舞台は、御伽噺「メルガリウスの魔法使い」の元となった5853年前の時代
前巻も多くの伏線が多数回収されていたが、今回はこの作品のキモとも言える、「メルガリウスの魔法使い」の御伽噺が何故出来たのかが明らかにされると同時に今まで謎に満ちていたセリカの正体と記憶を失った理由、ナムルスの正体についても明らかになる
物語が進むにつれて、徐々に徐々に伏線が回収されていく流れが非常に面白く、過去の魔王VSセリカの壮絶な戦いがあり、いつも以上に力不足の主人公が、セリカの弟子だからこそ何とか食らいついて一矢報いる姿が非常に熱かった
そしてラストで主人公がセリカに対する思いを素直にさらけ出すシーンは読んでいて目頭が熱くなると同時に、とても切ない気持ちになってしまった
メルガリウスの魔法使いの謎、最強の魔術師セリカと魔王との超絶バトル、力及ばない主人公が絡めてを使ってのジャイアントキリング、ロクアカのキモとも言えるテーマが全て詰まった巻で過去最高に面白かった
物語も佳境に入り、覚醒した主人公と白猫が現代の魔王に対してどんな戦法をとって立ち向かうのか、天の知恵研究会にボロボロにされた世界をどうやって救うのか今後の展開に目が離せない作品

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