時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3巻(ラノベレビュー・感想)

クール系ロシアハーフ美少女ヒロインと何事にもやる気を見せないが、実はハイスペックな実力を隠している自称モブ顔の超絶イケメン主人公が、ヒロインのロシア語デレに悶える学園ラブコメ、ロシでれの3巻

前巻の討論会で勝利したことにより生徒会長選に向けて本格的に物語が動いていき、今回の対戦相手は主人公の実の妹である有希で、今まで語られていなかった主人公の過去や周防家についても語られるちょっとシリアスな展開だった

さらに所々作中に話が出てきていた、主人公がロシア語を覚えるきっかけになった祖父が初登場しており、管理人は今まで読んできて、てっきりもう死んでいるのかと思っていたら普通にファンキーなじいさんとして現れ、祖母と二人で年金で暮らしているのには少し驚いた

今回対戦相手が主人公の本当の実力を知る有希だけに手段を選ばずに勝ちに行く姿は今までの有希とはガラッと変わって読んでいて楽しませてもらったし、相変わらずの主人公に甘えるブラコンぶりは面白いうえ、セットでついてくる綾乃のドMっぷりが前巻より強くなっていて、正直ヒロインとの絡みよりこの二人の絡みの方が読んでいて楽しかった

主人公とヒロインとのラブコメが素直に楽しめない理由が、ヒロインのロシア語にツッコめない主人公の心の中で行われる一人ツッコミが、巻を重ねる毎にウザくなっており特に今巻は、やたらと関西弁増え、それって~のやつぅ~、というツッコミが読んでいて非常に鼻についてしょうがなかった

当初の設定であった、平凡な容姿の陰キャオタクで何にもやる気のない落ちこぼれ主人公のはずが、いつの間にか超イケメンの天才でやる気に満ち溢れたヒロインを表から助けるキャラになっていてるのには読んでいて何だかなぁ、という気分にさせられる

1巻の雰囲気と大分変わってきているこのシリーズ、主人公の一人ツッコミのウザさに耐えられる人には楽しめるかもしれない作品

こちらもチェック!!・管理人イチオシ作品
・ジャンル別おすすめ作品一覧
・サクッと読める1巻完結おすすめ作品