りゅうおうのおしごと!16巻(ラノベレビュー・感想)

言わずとしれた大人気将棋ラノベ、りゅうおうのおしごとの16巻

前巻から始まった新章では上京したあいの女流棋士としての一皮向ける姿が描かれ、ラストでは歩が釈迦堂里奈女流名跡にプロポーズするという驚きの引きから、今巻のあいVS釈迦堂のタイトル戦が開幕し、タイトル戦とプロポーズの行方が、釈迦堂里奈女流名跡の過去とかつての将棋界の闇の部分が明らかにされながら進んでいくといった展開

ここ最近真面目な将棋の内容が多く、今巻も真面目な内容がほとんどで、この作品の魅力の一つであるロリ成分が大分少なく感じていたが、久々にシャルちゃんの登場や、撮り小である昌のロリマーケティング等久々にロリネタで笑わせてもらった 

特にシャルちゃんにデレデレする主人公のロリっぷりに嫉妬し、その怒りを将棋の力に還元するあいの姿は原点回帰という感じで、1巻であった中学卒業までにタイトルを取るという伏線の回収する中でのその姿は、何とも言えない感慨を読んでいて感じさせられる

絶対女王との初のタイトル戦という熱い戦いの中、歩が弟子になった理由や師匠に惹かれた理由も明らかになりつつ、タイトル戦の裏で繰り広げられていた歩のプロポーズ騒動がいい感じにマッチしていて物語に引き込まれあっという間に読み終えてしまった

ラストでは、本編ではほとんど出番のなかった天衣が登場し全てをかっさらったまま物語が終わるという、これまた続きが非常に気になる  巻を重ねて当初のロリギャグ路線は大分鳴りは潜めるものの、それ以上に内容が面白く将棋をよく知らない人でも楽しめる熱い作品、今後のヒロインレース同様に主人公が将棋世界でどのような存在になっていくかも非常に楽しみな作品

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