りゅうおうのおしごと!17巻(ラノベレビュー・感想)
12月 16, 2022
言わずと知れた大人気将棋ラノベ、りゅうおうのおしごと17巻
前巻ラストで、あいのタイトル奪取をきっかけに主人公との和解する展開かと思いきや、天衣に横からさらわれて不気味なスパコンを見せられるという驚きの展開からの続き
メインとなるのは、新たなプロ試験制度を作るために一人プロ棋士と戦うあいがメインとなり、その裏で主人公はスパコンに解析させた100年先の将棋と対峙する
名実ともに最強となってしまった主人公の対局は簡単に勝負がついてしまうので、ぎりぎりの勝負をするあいの対局は面白く、ラストの対局では主人公の前竜王だったプロ棋士と因縁の対決をするといった展開
表紙が成長した姉弟子ということもあり、今巻中でもしっかりと姉弟子が登場し、主人公とイチャラブする中、初登場の銀子母から語られる内容はとても重く、シリーズの行く末を心配させるものだった
続きがきになるシリアス展開で面白いは面白いのだけど、ここ最近のシリーズは真面目な将棋世界の話がほとんどで、シリーズ当初から続いていたロリコンネタは鳴りを潜め、昔から読んでいたファンとしては物足りないというか、管理人的には日常ロリギャグパートがメインにある中に熱い対局がある対比構造が好きだっただけに、最近の展開には読んでいて消化不良な感じが否めない
いろいろと思うところはあるが面白い作品であることはには間違いなく、しかも次巻では、あいVS天衣の弟子対決があるとのことで、二人の恋の行方を含めどのような対決結果が待っているのか非常に楽しみである