ソードアート・オンライン プログレッシブ8巻(ラノベレビュー・感想)
言わずと知れた大人気ラノベSAOシリーズの本編では語られなかった各階層クリアが描かれたプログレッシブの8巻
前巻が7層攻略の途中であったため、今回はその後半となり7層ボス攻略がまでが描かれている
当初のプログレッシブはフロアボス攻略をメインに語られていたが、エルフクエストが始まってからはそっちがメインになってしまいボス戦があっさりになってしまっていたが、今回は久々にボス戦が熱く描かれていたのが面白かった
しかし、巻数が進みAIキャラを大事にするあまり設定がどんどんめちゃくちゃになってきており、今巻ではとうとうAIキャラがレイドパーティーと共にフロアボスに参戦という訳がわからないことになっていたのは読んでいて違和感が半端なかった
誰でも参加できるクエでありながらAI連れてボス戦参入出来てしまったら、同じクエ受けてる人がいたらどうなるのか疑問でならない、しかもクエクリアにはボスクリアが必須で、SAOはフロアボスは倒したら二度と出現しない仕様のはず
まぁ、SAOの超AIならその辺は上手いことリアルタイムで調整は出来るのかもしれないが、さすがにAIがフロアボス参戦がクエクリア条件は主人公パーティーしかクリアできない、ちょっとやりすぎ設定ではないかと思った
映画のプログレッシブも謎のオリジナルキャラを入れたせいで原作と内容が全く違い、主人公とディアベルのLAアタックを巡った水面下の争いが全く描かれていないという残念な展開になってしまっていたし、プログレッシブ自体が読んでいて大分迷走している気がしてならないが、内容自体は普通に面白い
出来はともかくプログレッシブシリーズの映画化も始まり未だ人気が衰えることがないSAOシリーズ、本編で描かれなかった階層が73層まであることを考えると完結まで何年かかるのか気が遠くなる作品