佐々木とピーちゃん2巻レビュー

平凡中年サラリーマンが癒しを求めて購入した、大魔法使いの文鳥と共に快適なスローライフを目指すもラノベにあるあらゆる各種展開に巻き込まれていく、王道ラノベ設定満載の異能力バトルラノベ、佐々木2巻異世界の魔法で現代の異能バトルを無双していたら、魔法少女に喧嘩を売られました~まさかデスゲームにも参戦するのですか?~

管理人大好き、ぶんころり先生の新シリーズ「佐々木」の続編

西野と同じくカクヨムでの更新が止まり、1巻では追加要素を加えつつネット版の内容の3分の2程の内容であったが、2巻は4分の1程度が公開済みのネット版の内容で、残りは待ちに待った新作で、内容、ボリューム共に文句なしだった

サブタイトルにあるように、1巻ではなかったデスゲーム展開まで追加になり、ラノベ設定が更にマシマシとなるが、食傷気味になることもなく、どれもがちょうどいい塩梅で物語に絡み合って行くので非常に面白い

特に今回はWEB版で宙ぶらりんになっていた、二人静の進退部分が新作部分の前半で多く描かれ、彼女の性格や思惑、意外なポンコツぶりが読んでいて楽しめ、jc、jkに続き、js担当となるロリババアも無事に主要メンバーに追加となった

魔法少女関連、異能力者関連でも新キャラが登場し新展開を見せたが、それ以上に新キャラのお隣さんであるネグレクトJCの新展開が物語のラストを飾り、1巻から少し垣間見られていた病み部分が加速し、彼女が今後どのようになっていくのかが不気味で非常に気になる

そしてこの作品のキモとも言える、最強ピーちゃんのカッコいい姿と愛くるしい姿とのギャップに、ペットとして愛でたい佐々木のちょっとした一言が面白く、珍しく下ネタがほとんどないこの作品の中でも、作者独特の味が垣間見られ、ぶんころり作品が好きな人は安心して楽しむことが出来る

売り上げも好調のようなのでおそらく無事に3巻以降も発売されると思われ、佐々木の発売3日後には、こちらも待望の田中の新刊も発売され、現在乗りに乗ってるぶんころり先生のシリーズ「田中」、「西野」、「佐々木」はどれもが今後も目を離せない

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