佐々木とピーちゃん4巻(ラノベレビュー・感想)祝!このラノ2022ノベル部門1位獲得!!

元異世界の大魔法使いが転生した文鳥をペットにした社畜の中年主人公が、文鳥と共に異世界スローライフを満喫しようとしたところ、異世界貴族抗争、異能力バトル、天使と悪魔の代理戦争に巻き込まれ、ついには巨大怪獣まで現れてしまった設定モリモリラノベの4巻

発売と同日に発表された、このラノ2022・ノベル部門1位の大快挙を成し遂げたこの作品、田中、西野と他の人には真似のできない唯一無二の面白い作品を書き続けている中、過激すぎる下ネタのせいで万人受けしずらいぶんころり先生が日の目を見る日がこようとは、ファンとして感無量である

前巻ラストではヒロインが一堂に会し一触即発でピリピリする中、主人公の周りに女性が多いことを知り、主人公愛に溢れるお隣さんが嫉妬して焦る姿がかわいく、そのフラストレーションの矛先としてやり玉に挙げられた星崎パイセンが随所でお隣さんにイジられ、ヒロイン中一番しょぼい能力も手伝ってポンコツ化していく

異世界、超能力、デスゲームときて、今回は巨大怪獣がメインテーマとなり、突如日本海域に巨大生物が現れ、自衛隊も手をこまねいている中、前巻ラストで主人公とやりあった悪徳課長の画策により主人公がこれに対処するといった流れで、だんだんと政治がきな臭くなっている異世界での話はちょっと控えめな感じだった

核すらきかない巨大怪獣の退治という無理難題を押し付けられた主人公は、魔法、異能力、デスゲーム、といった今まで登場した特殊能力を持ったメンバーと協力を仰ぎ、それぞれの特性をうまく生かして巨大怪獣の対処に挑むシーンは、今までのピーちゃん無双とは一風変わって面白かった

ぶんころり作品の過激度で言えば一番マイルドな佐々木だが、巻を進むごとに主人公を偏愛するお隣さんの暴走が止まらず、他のぶんころり作品ヒロインと同様の狂った片鱗が垣間見られ、下ネタの少ない作品の雰囲気とは合わないはうずなのに、自然とマッチしているのはさすがの一言

強キャラで登場したものの巻を増すごとに残念度が増していたロリババァ二人静は、今回は大活躍で所々でかゆいところに手が届くサポートを受けた主人公が大分ほだされていたので、今後の二人の展開が微妙に気になるうえ、次巻の予告では二人静が活躍しそうな煽りもあったので今後のロリババァの活躍が楽しみで仕方ない

毎回ページ数が多いのに1年で4冊という超ハイペースで発売された今巻発売をかわきりに、西野、田中と3ヶ月連続で新刊が発売される予定なので、ぶんころりファンとしてはうれしい限り、今後も佐々木を含めぶんころり作品には目が離せない

改めてぶんころり先生おめでとうございます!この先、西野、田中でも1位を期待しております

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