セプテムレックス 怠惰の七罪魔と王座戦争レビュー
11月 7, 2020
11月 8, 2020
次期魔王になるために七つの大罪の名前を持つ魔族が最後の一人になるまで殺しあう儀式に挑む、魔法ファンタジーラノベ
主人公は、七つの大罪のうち「怠惰」の名を持ち、その名の通り常にやる気がない系主人公という設定だが、読んでいると「めんどくせー」と言う割には、一番やる気があり、あんまり怠惰っぽくない印象
ただ他の6人は、しっかりと大罪の名の通りの性格をしており、キャラも立っていて、短い間に多くのキャラが出てくるが読んでいて誰かわからなくなるようなことはなかった
死ぬのも嫌で、魔王として魔界を統治するの面倒くさくて嫌な主人公だったが、自分の大切なメイドを人質に取られたことから、彼女を救うため、バトルロワイヤルに嫌々参加することから物語が進んでいく
本来なら自分以外の七つの大罪を全員倒すのが目的だが、主人公は魔王にはなりたくないので、儀式を失敗させるため、七つの大罪を一人づつ説得し仲間にしていく
読んでいて6人のうち半分くらい仲間にして次巻に続くのかと思っていたが、ちゃんと1巻で全員仲間にして話を終わらせていたが、後半に駆け足で無理やり仲間にした感じもなく、話もきちっとまとまっていた
戦闘も魔法や攻撃の打ち合いばかりでなく、どちらかというと頭脳線がメインで読んでいて面白かった
一応ラストは次巻にも続けるような話の終わり方をしていたが、話は1巻としてキチっとまとまっており、1巻完結でいいように思える
1巻完結の王道のファンタジーラノベとしておすすめできる作品