いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。2巻(ラノベレビュー・感想)
告白されると死ぬという呪いと一緒に異性の心の声が勝手に聞こえてくる能力を得た主人公が、本当はベタ惚れなのにいつも冷たく接してくる幼馴染ヒロインからの告白を何とか防いで死から逃れようとする学園ラブコメの2巻
主人公は取り柄がない冴えない典型的ラノベ主人公だが、車に轢かれそうになっていた猫を助けたことがきっかけで猫の神様と出会い、お礼としてもらった能力が実は女性の心の声が聞こえるが高校在学中に告白されると死に、退学や人との関りを一切たっても死ぬという呪いにかけられてしまう
ヒロインは主人公の小学校時代の幼馴染で両親の離婚とともに引っ越してしまったが、主人公の家の隣に引っ越してきて同じ学校に転入してくるも昔と違って終始冷たく主人公と接するも心の内では主人公に対する好意がダダ洩れなため、主人公はヒロインから好かれていることを自覚し、主人公自身もヒロインに好意はあるものの、告白を受けると死んでしまうという呪いのため、時折みせるヒロインのデレを何とかかわしていくといった展開が続く
ラノベによくいる鈍感系主人公と違い、わざと鈍感を装いヒロインからの好意を何とかスルーするのに必死になる姿が面白く、さすがに強引すぎるところもあるがまぁそこはヒロインが結構なポンコツなので許容範囲といえる
2巻ではヒロインと映画デート中にヒロインに対する不穏な声を聴いたこと主人公がストーカーの存在を疑うなか、男装女子のみずきが正式にヒロインとして参戦する流れになり、その過程で体育倉庫に閉じ込められたり、みずきに振られたキャラに逆恨みされたりと1巻のゆっくりとした日常の展開と違い、怒涛の展開が押し寄せる
2巻は1巻と違い結構ページ数が少なくなっていたが、読んでみればそれほど気にするほどではなく、ちょうどいい感じの終わり方だった
ヒロインが増えハーレムが多くなればなるほど主人公の死が近づく面白い設定で、今後も作品が続けばヒロインも増え死を回避するために主人公が今以上に右往左往するのが予想される
ページ数も多くなくサクッと読めるちょっと変わったツンデレ系のラブコメなので、ギャップ萌えやツンデレヒロインが好きな人にはおすすめな作品

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