俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい2巻(ラノベレビュー・感想)
学校一の男嫌いヒロインと本にしか興味のない偏屈な陰キャイケメン主人公とがお互いに変装して働いているバイト先で知り合い、主人公がヒロインと気付かずにヒロインへの恋愛相談を持ち掛け、ヒロインを悶絶させる学園ラブコメの2巻
1巻を読んだ時にも感じたことだが、主人公はバイト先だと丁寧な物腰で優しい性格なのに、バイト以外では横柄な本キチガイになり、友人やヒロインに対してバイト先の主人公と同一人物とは思えないほどイキがっているのがかなり鼻につく
ヒロインはヒロインで男嫌いという割には主人公が自分と同じ読書が趣味というだけで簡単に心を許し好きになるチョロインで物語の序盤で既に主人公を好きになってしまう
1巻ではバイト先でヒロインの正体に気付かない主人公からヒロインへの好意を聞かされて更に主人公を意識するところで終わっており、2巻ではヒロインが主人公への恋心を強く意識し、1巻では弱めだったヒロインのデレが強くなっていた
物語的にはクリスマス、初詣と年末イベントの中、ヒロインがモブキャラからの告白を断ったことが原因で周囲から責められる状況に陥り、そんなヒロインのピンチを主人公が救うといった展開で、更にはヒロインの変装を知る新キャラがバイト先に現れ、今後のヒロインバレがどのように展開していくかが気になる
髪型を変えたり、眼鏡の着脱をするだけの変装で顔見知りと気付かないという設定のうえ、主人公、ヒロイン共に目立つのが嫌いなくせに学校内の図書室や通学路でイチャイチャしているのにもかかわらず誰にも見られず周囲から二人が仲がいいことを誰も知らないでいるという読んでいて不自然極まりない作品
WEB版を読んでいなかったので知らなかったが1巻はWEB版そのままの内容に対してこの2巻は加筆修正が大幅にあったようでWEB版を読んだことがある人も楽しめる内容になっていたようだ
不自然極まりない設定が気にならない人ですれ違い系ラノベが好きな人は楽しめるかもしれない作品