田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ 13巻(ラノベレビュー・感想)
管理人が一番好きなラノベ、変態ブサメン中年童貞が異世界転生して美少女に囲まれながら回復魔法で無双する、異世界成り上がりラノベ、田中の最新13巻
龍王を何とか撃退した後、王様から北の大国に攻め込もうとの爆弾発言で終わった前巻からの続きで、相手国の情報が欲しいペニー王国のために、主人公が北の大国にスパイとして潜入するといった内容
他国にスパイとして潜入する必要があるが、醤油顔のブサメン主人公は変装の必要があり、これに一役買ったのが前巻からの新キャラであるメスガキ精霊王様の変身魔法、主人公はてっきりイケメンかフツメンのモンゴロイドに変身させてくれるのかと思いきや、黒髪美少女へと変身させられ、ここ最近流行りのTSモノとして物語がスタートする
外見が美少女となったことであらゆる面で好意を得られ、人生イージーモードで物語がサクサク進んでいき、難攻不落のスペンサー伯爵や久々に登場したダークムチムチでさえあっさり主人公の魅力で攻略してしまい、物事が快適に進むにつれて、そのイージーさにブサメン時代のハードモードな人生を主人公が思い出して悲しくなるのが面白かった
主人公がブサメンであることがウリであるこの作品で主人公が美少女となってしまったが、外見が美少女に変わったところで内面は相変わらずの変態で、背が低くなったことによる視線の低下や、女性からのスキンシップに興奮し、挙句の果てには自ら股間を触り痛くて自分にヒールをかける等、ぶんころり作品の主人公として申し分ない性格である
いつものように物語の随所に見られる高度な下ネタが、見た目が美少女な外見から繰り出されることで更に変態性が際立っており、特に主人公がスパイを疑われる際にゴッゴル族からの読心をかわす為に自らの変態性を解放した際の心の声の流れと勢いは凄まじく、まさしくぶんころり先生にしか書けない文章で大いに笑わせてもらった
今巻は最近出番が少なかったゴッゴルちゃんとの二人旅ということでゴッゴルちゃんファンには嬉しい内容、暗黒大陸以来ともいえる二人での濃密な絡みがあり、中でもゴッゴルちゃんとのおねショタ逆レイプを妄想する主人公に対して「おねショタ」について質問するゴッゴルちゃんが愛らしかったし、机の下に隠れて体育座りして隠れる姿は正に至高ともいえるイラストだった
ラストでは前巻でも少し話題になっていた精霊王と妖精王のゴタゴタに主人公たちが巻き込まれる形で終わり、ドラゴンシティ3大幼女のゴッゴルちゃんが今回メインだったためか、次巻はエディタ先生とロリゴンの出番が増えそうな展開が予想される
西野や佐々木に比べ尖った内容だが、ぶんころり先生の異才が如実に表現されているこのシリーズ、未だその面白さに勢いは劣らず、ラノベ好きには是非とも読んでもらいたい作品