探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる2巻レビュー

優等生で人見知りの姉と、天才肌で破天荒な妹の双子の間に座っている探偵の息子の主人公が、学校内で起こる様々な事件という程でもない些細なトラブルを3人で推理して解決していく、ラノベでは珍しい学園推理ラブコメ、探偵くんと山田さんの2巻

ラノベでは珍しい推理探偵ものだが、起こる事件は学校内で起こる先生に頼むほどでもないけど、解決してもらえると助かる程度のレベルで、人が死んだり、犯罪行為が行われたりはしない

だからと言ってラブコメがメインで設定だけの探偵というわけではなく、ちゃんとミステリーとして推理もしており、そのラブコメと推理とのバランスが非常にいい塩梅で構成されているので読んでいて飽きない

1巻は主人公と双子と3人で無名探偵が結成されたところで終わり、2巻も1巻同様、1事件ごとに物語が続いていく形で話が進んでいく

2巻でも依頼される事件のレベルは相変わらずで、ミステリー、ラブコメ要素ともに増量されているが、そのバランスは1巻と同じくいいバランスで、1巻より面白くなっていた

雪恵は1巻で主人公に対する好意が如実に表れていたが、2巻では雨恵の気持ちもちょっと垣間見られるので今後この三角関係がどういう風に発展していくのかが気になる

ラノベでは珍しいジャンルなうえ、推理要素もあるが本格的な推理小説ではないので、気軽に推理ものを読みたい人や、ちょっと変わったラブコメを読みたい人にはオススメできる作品

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