弱キャラ友崎くんLV9レビュー

陰キャボッチゲーマー主人公がリア充ゲーマー美少女のヒロインから指南を受けて、ゲーム世界ではなく、現実世界でリア充を目指していく、リア充育成学園ラブコメ、友崎くんの9巻

8巻では、大分調子に乗ってイキり始めた主人公がラストで菊池さんを傷つけるという衝撃のシーンで終わり、前巻が8.5巻の短編集ということもあり、待望の本編続巻となる

8.5巻で語られたレナの感じから菊池さんとの関係が大分こじれ、ドロドロした展開を期待していたのだが、案外あっさりと仲直りしてしまい、正直肩透かしをくらった感じだったが、読み進んでいくと菊池さんの闇の部分が見え始めるという新たな展開には驚いた

内容的には、主人公が恋人とゲームとの付き合い方でひたすら悩むのがメインテーマなのだが、正直ゲームを神格化というか、凄い大きなテーマとして考える主人公は全く理解できず、主人公の考えや答えを読む度に、もっと菊池さんを優先してやれよ、と何度も思ってしまう

8巻で大分調子に乗っていた主人公だが9巻でもその態度は変わらず、「友崎ってこんな嫌な奴だったっけ?」と感じてしまった、というのも主人公がプロゲーマーを目指し始めたせいか、1、2巻のころによく見られた、ゲームが強いことを理由に異常にイキり始める感じが戻ってきてしまった(管理人はこの感じが好きになれず、2巻で読むのを止めていた)

この作品のコンセプトとして、主人公はゲームの世界では強キャラで現実世界は弱キャラという設定の為、仕方のない部分があるとはいえ、主人公が初期のころのようにゲームが強いことを理由にイキり始められると、調子に乗ってウザキャラ化最近の主人公に、管理人的にはかなりヘイトが溜まってしまった

ラストは一応ハッピーエンド的な感じで終わっているものの、問題は山積みで今後の展開がどっちの方向に向いていくのか全く読めず続きが気になるが、個人的にはいいかげん調子乗り過ぎの主人公を何とかしてほしい

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