恋愛する気がないので、隣の席の女友達と付き合うことにした。レビュー
11月 14, 2020
恋愛に興味がなくサブカル趣味に全力をささげたい主人公と、人から告白されるのが面倒くさいヒロインが、嘘の恋人関係を築いていく学園ラブコメ
香川県の離島を舞台にしており、作中にやたらと香川県をディスるネタが放り込まれている
作者が香川県出身なのかはわからないが、香川出身の人ならニヤリとするのか、イラっとするのかわからないが、知らない人には香川ってそんな文化あるんだ、と勉強になる
後半はいきなり主人公にとんでも設定が飛び出してきて、何の伏線もないうえにいきなり俺TUEEE的な展開になるのが正直微妙だった
ただこの作品の面白いのはちょっと変わったヒロインが魅力なので、主人公の行動にはこの際目をつぶった方がストレスなく読めていい
作中で特に明文化されてはいないが、ヒロインの行動に発達障害特有の言動が見られ、現実世界にも今こういう周囲と合い慣れない性格で難儀している子が増えてきているんだろうと読んでいて感じた
全体的に日常系的な軽いノリでテンポも良く読みやすく、キャラも個性的で読んでいて面白かった
作中に複線的なものが多く残されていて、続巻が出るなら続きがきになる作品
