継母の連れ子が元カノだった6巻(ラノベレビュー・感想)
再婚相手の連れ子が中学時代の元カノで、両親の再婚を機に義姉弟として同じ家で暮らすことによって、お互いに再度意識し始めて、徐々にヨリを戻していく、学園ラブコメの6巻
前巻がいさな回だったが、今回は主人公回で、舞台の文化祭を通して主人公の内面を今まで以上に深く切り込んでいくのだが、率直な感想を言わせてもらうと、主人公中2病拗らせすぎ、当初からやたらと斜に構えている 正直ここまで拗らせているとは思わなかった
ただそんな中2病末期の主人公を誰よりも理解し、支えてくれるのが前巻ヒロインのいさなというのがなんとも切なく、絶対に二人が結ばれることなく親友のままでいることが確定されているのが読んでいてもどかしかった
前巻でかなり株を上げた、いさなの出番はそれほど多くないものの要所要所で現れ相変わらずのポンコツぶりは挿絵も相まってエロかわいかった
対して主人公の思いを素直に再認識してからは、グイグイ行くと決めたヒロインも文化祭ということもあり、今まで以上に、直接的なアプローチが増えているが、すでにキスしちゃっている以上どうすればいいのか苦悩するシーンが面白かった
誰よりも主人公の事を理解していると思っているヒロインが主人公のためを思ってやっていた行動が、ヒロインの想像以上に拗らせている主人公にはハタ迷惑であり、一番主人公を理解しいたのはいさなであるものの、主人公が理解してほしかったのはヒロインである事へのすれ違いは本当に読んでいて切なかった
ラストでは主人公が告白して付き合ってハッピーエンドで終わるのかと思いきや、告白はなくお互いの関係はかわらないものの、二人の距離は確実に縮んでいることが分かるシーンで終わっていた
あとがきでは、次巻から二人の甘々なラブコメが始まるようことが書かれていたので、今後は二人の関係を両親にバレないよう付き合っていくのか、または反対する両親を説得していく話になっていくのか、それともただただ甘々なイチャラブ展開が続いていくのか、今後の展開が気になる作品

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