魔女と猟犬(ラノベ感想・レビュー)

主人公は、他国から攻められこのままでは侵略を待つだけの領主のおかかえ暗殺者だが、領主が絶体絶命の状況を打破するために主人公に命じたのは悪名高い魔女を7人集めるもので、魔女を仲間にするために主人公が仲間と冒険していくダークファンタージラノベ

1巻で仲間にするのは「鏡の魔女」と呼ばれる魔女で、過去に金持ちの家に潜入しては家族を皆殺しにして金品を奪ったという魔女が、今度は獅子の国に潜入して王と婚約し、王妃になるための婚姻の儀最中に魔女自ら王を含めた、儀式の参列者全員を皆殺しにしたところで、王国の騎士団に囚われてしまった

魔女がいるという情報を手に入れた主人公の主が魔女を手にいれるべく、相手をだまくらかすため嘘の報酬を持って獅子の国に交渉しに行くというところから物語は展開していく

もちろんそんなすんなりと魔女の引き渡しが上手くいくわけがなく、領主がハメようとしてた相手に、まんまと罠にはめられてしまい、主人公や領主、騎士団達との壮絶な戦いが始まるのだが、この戦闘が非常に熱いうえ、陰惨な展開が多くばったばったと敵味方が簡単に死んでいく

物語の途中で主人公の設定として致命的な欠陥が出てきて、読んでいて「はぁ?」と思ったが、それは主人公が成長するうえでの伏線でラストはしっかりとその伏線が回収されていたところが読んでいて面白かった

1巻は完全に物語の序章なので、多くの伏線を残したまま「俺たちの戦いはこれからだ」的なところで終わってしまうが、今後徐々に増えていくであろう魔女がどんなキャラなのか、7人の魔女を集まった時に何が起こるのかが楽しみで、次巻が非常に楽しみな作品

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