ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8巻 (ラノベレビュー・感想)

優秀な人間を輩出するための閉鎖された学園内において、超絶ハイスペックな主人公がその能力を隠しながら様々な試験を乗り越え、無難に学園生活を送ろうとする、学園頭脳競争ラノベ、よう実の2年生編8巻

前巻の文化祭で2年生編の序盤から暗躍していたホワイトルーム生である八神を退学に追い込み、クラスの不安材料であった、櫛田と波瑠加の問題も一旦解決したことで今回は特別試験やクラス対決もない修学旅行が舞台となる

試験や対決はないものの、修学旅行の班は学園から指定されたメンバーで班を組むことになり、主人公の班は、櫛田、龍園、鬼頭、の超問題児を含むメンバー構成になるので、基本的には和やかな雰囲気で旅行が進行していくものの、所々で龍園と鬼頭がぶつかりそれを主人公が上手くコントロールするといった流れになる

旅行中しょっちゅうぶつかり合っている龍園と鬼頭だが、クラス対決でもない個人の戦いのため、対決内容自体はたいしたことがなく、その中でも旅館での枕投げ勝負は、二人の気迫と狂気とは裏腹にやってることはただの枕投げなのには馬鹿馬鹿しくて笑ってしまった

ここ最近は、何かと恋人である恵といちゃつくことが多かったが、今回は班が違うこともあって二人の恋人シーンはほとんどなかったのだが、そんな恵をほったらかして、主人公はあちこちでハーレムフラグを立てまくるという今までにない展開になり、特に物語の最後に主人公がとった衝撃的な行動により、恋人である恵との関係がどのように変わっていくのか不安であり、楽しみでもある

2年生編も折り返しを過ぎ、後半戦に向けて各クラスがバチバチになっている状態の中、ここにきて新たな恋愛要素が強まるという想像していない展開には驚かされた

アニメ2期も無事に終わり、決定している3期で1年生編を全てやりきるとなるとかなり不安しか残らないが、原作自体は文句なしに面白い

今巻でも3学期の最終試験に向けた各主要キャラの思惑が伺える伏線が多く散りばめられ、その謀略を主人公がどう突破し、未だ謎の残る主人公の目的が達成されるのか、今後の展開も非常に楽しみな作品

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